ドライアイスの特徴・危険・使用方法・保存方法・サイズ・購入方法について
超便利物質
冷凍の食品(アイスクリーム・冷凍食品等)を保存したことはありますか?
もちろん家庭には冷蔵庫があり、その中に冷凍庫の機能があります。
しかし屋外や冷蔵庫の故障などの時どうしますか?
そうです。電源を使用せずマイナスの温度を維持できる媒体が必要です。
それがドライアイスなのです。
この名前は聞いたことがある人が多いかと思いますが、ドライアイスとは何者だという事を知っている人は少ないかもしれません。
今回はその謎の物質、ドライアイスについて書かせて頂きます。
ドライアイスの特徴
ドライアイスと氷は兄弟みたいなもんでしょ。なんて思っている人が多いと思います。
『冷やす』という点では同じですが、全然違います。
まずは特徴を下記に書かせて頂きました。
- 二酸化炭素が固体になったもの
- マイナス78.5℃の超低温物質
- 保存が難しく、常に気化する
でしょ。氷とは違いますよね。
ドライアイスの危険
特徴からドライアイスの危険がわかってきます。
まずドライアイスは二酸化炭素が固体になったもの。ということは気化すれば二酸化炭素になります。
密閉された場所での使用、持ち運びは危険ということになります。
そしてマイナス78.5℃の超低温物質であること。
これは低温やけどを起こす危険をもっています。直接触れることは避けて下さい。
私たちがよく使用するのは軍手ですが、長時間触れているとやけどの恐れがありますので、気を付けて下さい。
軍手を二重、軍手の上にゴム手袋をするぐらい気を付けたほうが良いと思います。
ドライアイスの使用例
最初に冷凍の食品の保存に使われることを書かせて頂きました。
この使用が一番多いのは間違いないと思います。
しかし他にもドライアイスの使用例はあります。
例えば演出。
ショーや舞台を観に行ったときに登場などで白い煙が出てくるのを見たことがないですか?
あれは、ほとんどドライアイスを使用しています。
ドライアイスは気化させると白い煙がでます。むしろ常に気化しています。
この気化を早めると大量の白い煙を発生させるのです。
他の方法もあるのだろうと思いますが、私たちは水やお湯の中にドライアイスを投入します。
水が冷え切ったり、ドライアイスの周りの水が凍ってしまったりすると気化が鈍くなり、白い煙も出にくくなります。
そうならないようにイベント業者様は専用の機械を使用したり、工夫をしています。
他の使用例としては、ドライアイスの酸化を防ぐ作用を利用して血液や医薬品の長時間保存や輸送があります。
さわし柿を作る際にも使用されるので、秋にも意外と需要があります。
夏休みになると自由研究に使う子供もいます。
白い煙の正体
では白い煙とはいったい何なのか。
今までの記述を見ると白い煙の正体は二酸化炭素でしょ。という考えが浮かんでくるかもしれません。
違うようです。
では何かというと、空気中の水蒸気がドライアイスに冷やされて氷や水の粒になったものなのです。
そして時間が経つとまた水蒸気に戻って目には見えなくなるのです。
科学ですね~
ドライアイスの保存方法
はっきり言って完全な保存はできません。
よっぽどの設備があればできるのかもしれませんが、現実的ではないです。
しかしできる限り長く保存する方法はあります。
ポイントとしては弊社から現実的なことは3つ
- 外気に触れない容器
- 密閉性が高い容器(ドライアイスサイズに合ったもの)
- 出来る限り低い温度での保存
この3点から弊社がオススメする方法とは、発泡スチロール製の箱での保存です。
外気の影響を受けにくいですし、箱のサイズも様々なものがホームセンターなどに売っています。
温度の条件も発泡スチロール素材は高い保冷効果があり、ドライアイス自体がドライアイスを冷やし、温度を保ってくれます。
しかし、保冷性・密閉性が高い箱でも外気温の影響は少なからず受けます。
そこで保存する場所はなるべく低い温度にして下さい。
屋外ですと必ず影に。
このポイントを押さえれば、気化していくという自然現象に少し立ち向かうことができます。
ただし室内などに保存する際は二酸化炭素による中毒になりますので、窓を開けるなり、換気をしてください。
この保存でも1日約2kgは気化してしまいます。
数日保存する際は1日この「2kg」を基準にしても良いかもしれませんね。
冷すものにもよりますので、ドライアイス販売店に相談するのが良いかと思います。
ドライアイスのサイズ
元々は25kgの大きな塊になっていますので、そこからの切り出し方によってコントロールできます。
一般的なサイズは1kgで奥行120mm×幅240mm×厚み22mmです。
塊が大きいほうが気化しにくいので上記サイズを基準に販売店に相談してください。
ドライアイスの購入方法
もちろん弊社をオススメします。
といいたいところですが、やはりお近くの販売店でご購入されるのが良い場合もあります。
その通り、弊社にご相談頂いても時間・場所・状況によっては、別の販売店をご紹介させて頂くことがあります。
是非ご相談ください。
どちらにせよご注意を頂きたいのが、すぐにご用意できない場合があるので最低でも1日前には予約をして頂きたいということです。←もっと余裕があると数量や場所によっては配送ができる可能性もあります。
先述させて頂きました通り、ドライアイスは販売店であっても完全な保存はできません。
よって、販売店は基本、在庫を抑えます。
そこを考えた上で早めのご予約をオススメします。
1kg・・・奥行120mm×幅240mm×厚み22mm
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その他、石川県内の氷の配達も行っております。
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湊工場 〒920-0211石川県金沢市湊1-55-27-2
大正十二年創業 金沢で最も歴史が古い老舗氷屋
薬局に氷??そんな時代になったのですね。
薬局とは?
調べてみると、薬局とは薬剤師が常駐し、薬を調剤する調剤室が併設されていると書かれています。
薬局では、医師の処方箋に基づいて薬を調剤する医療用薬品と一般医薬品(市販のお薬)のどちらも取り扱うことができるのです。
変わって薬店は一般用医薬品は取り扱えるが、薬剤師の常駐や調剤室がなく、医療用薬品を扱うことはできないとされているそうです。
ドラッグストア?
ドラッグストアとは、一般用医薬品や日用品を扱っているイメージがありますが、名前の通り薬店なのですね。
調べてみるとアメリカから日本に伝わってきたビジネス形態だそうです。
このドラッグストアがかなり勢力を伸ばしていますね。
それもそのはず。医療用薬品、鮮魚やお肉。今まで薬局、専門店やスーパーに行かなければ手に入らなかった日常から緊急時に必要なものまで多品種を取り扱いするようになったのです。
効率的な世の中
時代は『効率的が正義』という流れにすごい速度で変わってきています。
現にこれを書いている私も私生活でキャッシュレスを進めていますし、ポイントカードをスマホと連携させたり、なるべく無駄な動きをしないように心がけております。
ドラッグストアの話に戻りますが、効率的に動きたい人は1店舗で買い物が完結するのは魅力的ですよね。
しかし買い物がお好きな方も沢山いらっしゃいます。この商品はココ、あの商品はココ、というように専門店やスーパーを買い回っております。
私の妻もどちらかと言えば後者です。
『本日の激安商品!!』には目がありません(笑)
このブログを見たら怒るでしょうね。
私は、なんで色々一度で済ませないんだ?と思ってしまいがちですが、その質問は彼女にとってナンセンスなのです。
「楽しいから」と…….
もちろん返す言葉はありません。
納得の答えです。
価値観
『薬局』から『価値観』という話題まで飛んでしまいましたが、やはりこれに尽きると思うのです。←33歳のペーペーの私が偉そうに……生意気をお許しください
今存在するほとんど事柄は、この『価値観』によって淘汰され、生まれてきたのだと思います。
1971年までは1ドル約360円だったのが昨日は108円、これには色々な理由がありますが、アメリカ旅行なんて行けなかったですね。今は行くべきですよね。
飴玉も昔は1円だったのに今は10円でも買えなかったりします。
結婚への価値観も下がったのでしょうか、男性の価値?これには猛反対したいところです……
というように、様々な価値観の変化があり世の中が動いているのでしょうね。
氷屋の価値
価値観の変化の話をしましたが「氷屋」も価値が大きく変わったカテゴリーです。
だって、氷屋でしか氷を買えない時代から自宅で自動製氷ができてしまう時代になってしまいましたから。
これは当たり前だと思います。昔の氷は命に関わることが多かった。現代でも熱中症や医療の際に使用される場合もあります。
氷屋だけでしか氷が買えないのは人類にとってリスクが高すぎるのです。
ただ、私たちがつくる氷と自動製氷機でできる氷は「水が冷えて固体になり、他の物を冷やす為に使用される」という観点では同じですが、仕上がりまでの『プロセス』が違うので、氷としては全く別物なのです。
この違いにお互いの氷にお客様が価値を見出し選んでいるのです。
私たち「製氷会社」がつくる氷を「氷屋」は選び、加工し流通させています。(弊社は製氷と氷屋の2つの業態をもっています)
そうです。製氷会社も選ばれているのです。
この選ばれる理由が気になった方は今後もブログをご覧になって下さい。←アップが不定期ではありますが……
どちらが良いではなくてどちらが好きか
私の妻とのやり取りを先述しましたが、まさにその通りで、結局はどちらが好きかだと思うんです。←また偉そうに申し訳ありません……
先程の専門店・スーパー・ドラッグストアを例にすると、単純に効率的に動きたいと思えば近隣で一括で欲しいものが揃うスーパーやドラッグストアが良いでしょう。もちろんネット通販という方法もあります。
買いたいジャンルにこだわりがある人は専門店に行き、その店主に相談して商品選びをするでしょう。
状況・効率・こだわり、などで好きな買い方を選んでいるんですね。
もちろん「買わざるを得ない」というパターンもありますが。
最近よく、「中間層はなくなる」と耳にしますが、私もそんな気がしています。
今まで多数の人が、買い物を流れで選ばされていた気がします。それが自分で買い方を選び出したのでしょうね。
ということは、売り手も努力の方向を常に考えなくてはいけないですよね。
売り手は世の中の流れについていくと多数に埋もれ、いつの間にか中間層になってしまう。
好きになってもらうどころか、埋もれて見つからなくなって選ばれなくなってしまいますよね。
と思い、弊社も生き残るために考えています。
馬群に沈まないように……
どうか弊社を好きになってください(笑)
さいごに
なんでこんな内容になったかというと、先日福井県の同業者のところにプチ出張へ行った際、途中で「スギ薬局」さんに寄ってみたんです。
氷コーナーを見ると「金澤氷室 カットアイス」と。
クラモトアーイス!!ではありませんか!!
これをみんなに自慢したかったのです。
長々とすみませんでした。
読んで頂き感謝します。
下記URLに弊社の氷を販売して頂いている店舗を記載してある過去の記事を貼って置きますので、気になった方はご覧になってみてください。←今はもう少し増えてます!!
http://www.ice-kuramoto.jp/journal/?p=784
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湊工場 〒920-0211石川県金沢市湊1-55-27-2
大正十二年創業 金沢で最も歴史が古い老舗氷屋
新年あけましておめでとうございます
新年
タイトルでも書きましたが、あけましておめでとうございます。
本年も何卒、クラモト氷業を宜しくお願い致します。
東京オリンピック
もう2020年の東京オリンピックまで約1年半となりました。
なんとかチケットを入手し、観戦したいと考えておりますが、チケットを取る以前に「夏の開催」だということを忘れてはいけません。
弊社、全力で繁忙期なのです。
とはいえ、一応チケットは入手しておこうと企んではおります。
今ブログを書いております私五代目は、先日フェンシング銀メダリストの太田雄貴さんの講演を聴きに行きいってきました。
同い年だという事もあり、今までの講演会で一番聴き入ったような気がします。
それにしても魅力的なお方でした。
ということで、ものすごく影響を受けまして、フェンシングのチケットを狙おうと思います。
太田雄貴さん
せっかくなので太田雄貴さんの講演会で面白かったことを少しだけ書かせて下さい。
彼は現在、選手ではなく日本フェンシング協会の会長をしております。
東京オリンピック招致にもかなり影響を与えました。
元々、立場とか役職というものにこだわりはないのですが、これがなければ自分の思いを業界に反映させることができないことに気付きました。
水は必ず上から下に流れる、全ての現象は同じで、川上にいないと流れは変えられないという事。
その証拠にオリンピックで優勝している国とそのスポーツの協会のトップが同一であることが多いこと。
驚きました。
そして今、彼は日本の会長、世界の副会長。
開催国というアドバンテージを考えると本当に東京オリンピックで優勝するかもしれませんよね。
彼が日本の会長になってから、日本のフェンシング大会のチケットが取りにくくなっているそうです。
気になった方はネットで彼を調べれば情報がでてくると思います。
氷屋として
フェンシングのお話しばかりになってしまいましたが、弊社も頑張りますよ!!
最近、全国的にオーセンティックなバーのお客様との取引が増えてきまして、よくお話を伺う機会があります。
バーテンダーさんの困り事、やってみたいことなどをヒヤリングしていると、氷屋としてもっとできることがあると感じました。
そして今年はもう一つ大きな挑戦があります。
発表をお楽しみに!!
最後に、従業員を代表しまして、本年も何卒宜しくお願い致します。
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